法定相続情報証明とは?どんな場合に使用できるか

法定相続情報証明というものがあります。
これは、法定相続人の内容を図にした1枚~2枚の公的書類で、
しかも、無料で取得することができるものです(司法書士などに取得を依頼した場合は、報酬費用は必要だとは思いますが)。

〈法務省の法定相続情報証明の案内〉
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji05_00284.html

通常、銀行手続など相続に伴う手続を行うときは、相続があったことを証明するものとして、戸籍を提出します。
戸籍は、亡くなられた被相続人の出生から死亡の記載があるものまでを求められることがほとんどです。
そうなると、自然と戸籍の量は多くなり、束になってしまいます。

しかし、この法定相続情報証明は、1枚~2枚の用紙で戸籍の束と同じ内容のものを証明するため、
これがあると、各種手続の際に、毎回毎回戸籍の束を提出する必要がありません。
相続内容を確認する金融機関などの手続を受け付ける側にとっても、すぐにその内容が確認できるため、非常に便利な制度なのではないでしょうか。

法定相続情報証明は、法務局に対して発行を請求します。
そのため、司法書士がこれを取得請求するときは、同じく法務局に対して行う相続登記の際に一緒に行うことが多いです。
ただ、必ずしも相続登記のときに行う必要があるわけではないので、
相続登記前に取得してもいいですし、
あるいは、相続財産に不動産が含まれていなくて、相続登記をそもそもしないというケースの場合であっても取得することができます。

この法定相続情報証明を利用してどのような手続に利用できるかというと、
私の経験では、ほぼ全ての手続に利用できるのではないかと思います。

銀行の手続はもちろん、携帯の解約手続などにも利用できました。
しかし、年金手続には利用できなかったりと一部では利用を認めていない機関もあるようです。
いずれにしろ、この証明書は、相続手続の際に非常に役に立つものだといえます。

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